自動運転バスの通信をAIが自律調整、みちのりHDとKDDIが日立で実証

複数のAIが基地局パラメーターを最適化し、遠隔監視に必要な5G接続性を改善する。新しい基地局を増やす前に、既存ネットワークの運用で品質を高める。

発表企業:みちのりホールディングス

対象

自動運転交通事業者、自治体、通信事業者

種別

実証実験

注目する理由

車両側だけでなく、遠隔監視を支える通信運用を自動運転サービスの構成要素として検証する点に注目した。通信改善が介入率や監視人数、運行費へどう効くかが重要だ。

基地局の設定を複数AIで最適化

みちのりホールディングスとKDDIは、茨城県日立市の自動運転バスで通信技術を実証する。複数のAIが基地局のパラメーターを協調して調整し、5G接続性と電波品質の改善を試す。

レベル4の遠隔監視では、監視システムの状態を継続して確認できる通信が必要だ。設備増設だけに頼らず、既存基地局の運用を自律調整して品質を高める。

通信改善を運行費へつなげる

実証は2026年9月1日から、ひたちBRTの自動運転環境で行う。適用前後のネットワーク設計・調整工数、区間別の通信品質、遠隔監視の運用負荷を比較する。

電波品質が上がっても、通信断への安全設計や複数車両の同時監視は別途必要だ。介入回数、監視者1人が担当できる車両数、通信を含む運行原価まで追いたい。

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