Vibe Codingを社内システムへ、feeedが認証と安全性を引き受ける「VibeBase」
feeed株式会社
現地チェック、資料提出、指摘文、通知を一つの基盤へ集める。都道府県と市町村の知見を蓄積し、人事異動後も監査水準を保つ。
発表企業:ジャパンシステム株式会社
2026年9月1日 ・
高齢・障害福祉施設の指導監査や運営指導を担う都道府県、政令市、中核市と、資料を提出する福祉事業者
新サービス
自治体内部の記録管理だけでなく、福祉事業者の資料提出と照会、複数自治体の共同利用まで同じ情報基盤へ組み込む点を評価した。
ジャパンシステムは2026年9月1日、自治体向け「指導監査・検査Navi」を開始した。高齢・障害福祉施設への指導監査で使う資料、現地チェック、指摘、通知、事業者との連絡をクラウドへ集約する。事業者は資料をオンライン提出し、自治体職員とチャットできる。料金は自治体の規模と要望に応じた個別見積もりとなる。
行政内部の文書を電子化するだけでなく、監査対象となる事業者の提出窓口まで一体化する点に特徴がある。現地でチェックリストへ入力し、指摘事項の文例を参照し、通知文書を自動作成する。紙やメールから情報を転記する工程を減らし、どの資料に基づいて誰が判断したかを履歴として残せる。
福祉事業所が増える一方、自治体の指導担当者は限られ、定期的に異動する。システムは指摘文と過去記録を蓄積し、経験の浅い職員でも前例や傾向を参照できる。都道府県と市町村の共同利用にも対応し、団体をまたぐ指摘傾向やリスクを分析する構想だ。宮崎県との先行検証では約2050時間の業務削減を確認したとしており、全国23自治体との意見交換を製品へ反映した。
ただし時間削減は監査の質を保証しない。文例を選ぶだけの運用になると、施設固有の事情を見ずに同じ指摘を繰り返す可能性がある。自治体ごとの条例、運用、権限差をどこまで共通化し、どこを個別設定にするかが共同利用の難所だ。過去の誤った判断がデータベースを通じて広がらないよう、文例の根拠法令、改定日、承認者を管理する必要がある。
今後は相談・告発、集団指導、実績集計、国への報告に機能を広げ、AIや国保連データも使う。さらに医療、食品、建築、農林業、上下水道、消防の立入検査へ横展開する計画だ。福祉向けに作った共通部品を他分野へ展開できれば市場は広がるが、機微情報、保存期間、証拠性、閲覧権限は分野ごとに異なる。
追うべき指標は電子提出率、監査1件当たりの準備・記録時間、資料の差し戻し、指摘の自治体間ばらつき、法令改定の反映時間、事業者の回答負担、共同利用自治体数である。導入費だけでなく、複数自治体が同じ基盤を共同調達し、運用費を分けられるかも重要になる。効率化で監査件数を増やすだけでなく、高リスク施設へ職員時間を再配分し、サービス品質の改善へつながったかまで測る必要がある。