求職者AIと採用AIが「0次面接」、ライトアップが成果報酬型紹介
(株)ライトアップ(証券コード:6580)
Googleビジネスプロフィールの順位、口コミ、投稿履歴をAIから扱う。専用画面に閉じずMCPでChatGPTなどへ接続し、管理画面中心の店舗運用を変える。
発表企業:GMOインターネットグループ
複数店舗のGoogleビジネスプロフィールを管理する本部担当者、店舗責任者、MEO運用支援会社
新サービス
文章生成だけでなく、店舗固有の運用データとMEO機能をエージェントへ接続し、外部AIからも共通規格MCPで利用できる構造を評価した。
GMO TECHは2026年9月1日、「GMO店舗AIエージェント」のβ版を始めた。第一弾はGoogleビジネスプロフィールの運用が対象で、店舗担当者が「この口コミへの返信案」「今週の順位を分析して」と会話形式で依頼する。星評価と本文に応じた返信を3案作り、検索順位、閲覧行動、競合、口コミ傾向を店舗データに基づいて分析する。
一般的な生成AIへ口コミを貼り付けるだけでは、過去に採用した返信、店舗のメニュー、地域、検索順位の推移を毎回与える必要がある。今回のエージェントは既存のMEO Dashboard byGMOへ接続し、複数店舗の管理機能と蓄積データをAIから呼び出す。単発の文章生成ではなく、データ確認から施策案、実行までを運用基盤上でつなぐ点が差になる。
利用者は専用画面に加え、Claude、ChatGPT、Geminiなどの外部AIからも機能を使える。接続にはAIと外部ツールの共通規格MCPを採用する。担当者が普段使うAIから店舗データを参照できれば、MEOだけでなく販促計画や報告書へ同じ情報を再利用できる。一方、外部AIごとに認証、会話履歴の保存、データ利用条件が異なるため、利便性と情報管理を同時に設計する必要がある。
口コミには氏名、来店時期、商品、苦情など個人を推測できる情報が含まれる場合がある。どのAIへ原文を渡すか、複数店舗を担当する利用者が別店舗のデータを見られないか、投稿や返信をAIが自動公開するのか人が承認するのかを明確にすべきだ。誤った営業時間や過度な謝罪を公開すれば店舗の信用に直結するため、提案と実行の権限を分け、操作履歴を残すことが欠かせない。
β版の利用にはMEO Dashboard byGMOの契約とGoogleビジネスプロフィール連携が必要で、エージェント単体では使えない。これは新規顧客の入口を狭める一方、既存契約のデータと機能をそのまま使い、解約を抑えたり上位プランへ移したりする効果が期待できる。追加料金、対象店舗数、利用上限は発表されておらず、正式版の収益設計はこれからだ。
今後はSNS投稿、予約、電話対応、レポート、売上へ広げる計画だが、機能を増やすほど誤操作の影響も大きくなる。追うべきは生成回数ではなく、返信・投稿の採用率、担当時間の削減、誤情報の修正率、検索から来店へ進む行動、店舗別の利用継続率、外部AI経由の利用割合である。会話画面を追加しただけでなく、店舗運用のデータと権限を安全に横断できるかが、AIエージェントとしての価値を決める。