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日本株の値動きを翌朝5時まで取引、FOREX.comが個別株CFDの夜間市場を開く

東京市場の終了後も、海外市場や企業開示に反応できるようにする。日本株CFDと損失上限を把握しやすいノックアウトオプションを25銘柄で提供する。

BY StoneX証券株式会社

FOR

東京証券取引所の終了後に発生する企業開示や海外市場の動きに対応したい国内の個人投資家

TYPE

new service

WHY IT MATTERS

現物株の取引時間延長ではなく、日本株を参照する店頭デリバティブの提供である点が重要だ。夜間の価格形成という利便性と、流動性、スプレッド、レバレッジ商品固有のリスクを分けて見る必要がある。

17時25分から翌朝5時まで

StoneX証券株式会社が運営するFOREX.comは、日本株CFDと日本株CFDノックアウトオプションの提供を開始した。対象商品は、日本時間17時25分から翌午前5時まで取引できる。

対象はアドバンテスト、東京エレクトロン、トヨタ自動車、三菱UFJフィナンシャル・グループ、任天堂など25銘柄。東京市場が閉じた後の企業開示や米国市場の動きに対し、日本株の価格変動を参照する商品で取引機会を提供する。

現物株ではなく店頭デリバティブ

CFDは参照する日本株を保有せず、その価格変動を対象に取引する。現物株式の夜間取引を延長するサービスではない。レバレッジを利用できる一方、相場が想定と反対に動けば損失が拡大する可能性がある。

ノックアウトオプションは、あらかじめ設定した水準に到達するとポジションが自動的に消滅する。原則として最大損失額を開始時のオプション料に限定しやすく、通常のCFDとは異なるリスク管理手段として併設する。

手数料無料でも取引コストは残る

日本株CFDの取引手数料は無料とされる。ただし、売値と買値の差であるスプレッド、ポジションを持ち越す際のファンディングコスト、配当調整額などが適用される場合がある。

夜間は参照市場そのものが閉じているため、価格の作り方、スプレッドの広がり、約定条件が利用判断を左右する。サービスの利便性を比較する際は、手数料の有無だけでなく総コストと取引条件を見る必要がある。

『日本初』は事業者による調査

FOREX.comは、日本の個別株を参照する一部のCFDとノックアウトオプションを同条件で夜間提供するサービスについて「日本初・国内唯一」としている。これは2026年8月19日時点の公開情報を基に、同社が国内の主要FX・CFD事業者と主要ネット証券7社を調べた結果だ。

比較対象には株価指数CFD、現物株のPTS、信用取引、先物、外国株CFDを含まない。したがって、日本株へ夜間に投資する手段全体で唯一という意味ではない。

LAUNCH TRACEの視点

日本企業の株価は、東京市場の終了後に発表される決算や、米国市場での同業他社の値動きにも影響を受ける。個別株を参照する店頭商品が夜間価格を提示すれば、翌朝まで待たずにリスクを調整したい需要を取り込める。

一方で、取引時間の長さがそのまま利用者の利益になるわけではない。夜間の出来高、平均スプレッド、価格の連続性、実際の利用銘柄が、このサービスが定着するかを判断する指標になる。

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